ぶらり鴨川 その2

chiyotaka2009-03-26

さて、その後ブイーンと鴨川までコマを進めて
昨年夏に古い民家に引っ越した宮内家へ。
陶芸家として歩き出した彼の作品は、昨年11月のナチュラルライフマーケットで手にしていたけれど、その暮らしぶりを見させていただくのは初めて。
作品同様、とてもステキに住まわれていました。
入ってすぐギャラリーのように作品が並べられ、そこで購入する事も出来ます。

本当に古いお家で、窓も扉もしまっているのに、風がヒュ〜〜と吹き抜けているけれど、
無駄なものが一切なく、生活全てに美意識が行き届いている感じ。
吟味された道具に囲まれていて、でもそれが気負う事なく自然に使われているので心地よい空間でした。
場所見知り激しいウタも、いきなりリラックスして楽しそうでしたヨ。
作品が並んでいるので走り回るのに、親はヒヤヒヤでしたが。

陶芸作品自体は、彼が作業をするけれど作品が生み出されるのには
奥さんの存在が大きいなーと実感。2人で作っているんだねぇ。
その奥さんは現在妊娠6ヶ月。夏には自宅出産する予定だそうです。
鴨川の自然に包まれて出産なんて、素晴らしい体験でしょうね〜〜。
しかし、歩き回るようになったら、ギャラリーと工房には十分注意しないとネーー。

そして、さんざんしゃべり倒したあげく、図々しくも夫婦でロクロ体験までさせてもらうことに!
チヨダンナも私も
「ハイッ、ハイ、、こうですか??これ、だ、大丈夫ですか?」
てな感じで宮内先生の言われるがまま従順になり、ほとんど手伝ってもらったけどそば猪口のようなものを作りました。
土はひんやりと気持ちよく、慣れないながらにも
呼吸を忘れるほど集中、緊張。完成後の安堵がまた快感!
上手くできたら、焼いてくれるそうなので、それもまた楽しみ〜〜。

欲しかった片口でとてもピンとくるものがあったので、
そちらを購入させていただいてホクホク帰宅。
やはり、人の手が感じられるモノは良いなぁ。好きだなぁ。
モノそのもの以上に、「人」が好きなんだなぁ。
ぼ、ぼくは、お、おにぎりも好きなんだなぁ。 (by山下清画伯)

最近、美味しさとか美しさとか、その人を知ってこそ味わえる味や格好良さがあるなーとつくづく思います。
その人を思い浮かべながら、着たり、味わったり、眺めたりするのが
楽しくって、作品もより生き生き見えるような。
だから、心地よい人の作ったモノに触れていきたいな。
そんな訳で、宮内氏の作った器と共に食事が出来る事はとても嬉しいです。

ぶらりのつもりがどっぷり鴨川にハマって来ました。
また行こう〜〜。鴨川方面、やっぱいいわ。