「意匠展」を見に

行って来ました。意匠展。
プロダクトデザイン、環境デザイン、デザイン心理学にコミュニケーションデザインなどなど、思っていた以上にみんなそれぞれ様々なテーマを
取り上げてとても興味深かったです。
とにかく若さとエネルギーを感じる研究発表でした。
なかでも一際目立っていたのがデザイン工学総合プロジェクト。




テーマが地域の活性化ということで、今年度いすみ市が取り上げられました。
地域の特性を生かした町づくりが目的ですが、住民と交流しながら「宝」を見つけ、住民が主体的に持続可能な生活づくりを目指していくことにとても好感が持てました。
竹を遊びや生活に生かす工夫や特産である梨が地域内でどのように流通しているかが子ども達にも体験出来る仕組み、星空の下をみんなで歩くと言う星空サンポなどなど。
児童館や町のあちこちで子供達を中心とした住民参加型の企画を目にし、実際わたしたちも参加したものもあります。
こういった身近な題材なのに新しいアプローチで楽しみつつ、住民間の交流を生み、商業的な展開も望める発想と実行は学生ならではなのかも知れません。
住民が「主体的に」といっても、やはりこういったキッカケがないとなかなか。。。
「ホームタウンデザイナー」という役割があるんですねー。


グループ研究ではなく、個人でいすみ鉄道を取り上げた学生さんもいらっしゃいました。
ムーミンも良いけれど、、このような感性が生かされたらいろんな面で活性化されるのかなーとか思ったり。



そして、今回見に行った第一の目的である「やかましむら」のブース。




ばななちゃんとちーちゃん(+建築科ののぶくん)の汗と涙の結晶がありました。
このプロジェクトが動き出したのは夏。よくまぁ、半年でこんなに!とおかーさんは涙ぐんでしまいましたヨ。。
会全体に与えた影響、触れ合った子供達との時間、子供達の心に芽生えた感情、活動にあたっての問題点や課題が見えた事も含めて、みんなの心に残ったひとつひとつが全て彼女たちの作品だと思います。もし先生の評価が細かくされるのであれば、そういうところを汲んで欲しいなーと思います。
わたしはデザイナーではないのでおこがましいけれど、、、目に見えるものの形をかっこ良くするだけの仕事じゃないんだなーと。まずは、人とのコミュニケーションがどれだけとれるか、、そこがアーティストとはまた違って面白いんだろうな、と思いました。それはsafari氏の仕事を見ていても日々感じる事です。
今後も彼女たちとの連携は続く予定で、今回紡いだ絆が途切れない事が何より嬉しいです。そして彼女たちの将来がとても楽しみです。