自主保育の可能性

わたしは、こどもを産むまでこどもなんて大嫌いでした。
身近にこどもがいなかったせいか、こどもの世界がまったく分からなかったのです。
もっとその世界を知る機会があったら、嫌わずに済んだかもしれないし、
生んでから戸惑う事ももうちょっと少なかったかも知れないです。

育児は社会生活とは切り離されているような、お母さんたちは不安と不満を抱えて
孤立しがちなような気がします。いまだに。
私自身は本当に素晴らしくハッピーなお母さん友だちにたくさん出会う事が出来て、
すごく心強いのですが、それでもふと言葉にならない迷いや焦りや寂しさや置いて行かれた感や、、
なんだかもうグチャっとした気持ちになったりするのです。
だけど、それ以上にこどもたちから教えられる事は多いです。
本当にすごい存在です。すごいけれど、決して特別なもの別の次元にあるものじゃない。

こどもたちが将来の社会を作って行くと思うと、とっても身近でかなり重要な
社会的活動なんですねー。
こどもがいてもいなくても、独身でも年配でも、もっとこどもたちと関わり会える
場所が機会が増えると良いなーと。親だけでなく、地域にとっての育児、って感じなのかな。
それはきっと、大人にとって刺激的なだけでなく、こどもたちにとっても素晴らし
い経験になるだろな。いろんな生き方、いろんな考え方があるんだ!という発見、
たくさんの大人たちが自分たちの周りにいてくれるっていう安心感をこどもたちに与えてあげたい。

いま参加している自主保育グループやかましむらに、活動の基盤となる場所が出来ました。
古民家と広い原っぱ、果樹がたくさんあって、神社と海の近く、という絶好の場所です。
古民家は使えるようになるまで、まだまだたくさんのハードルがありそうだけれど、
千葉大のデザイン学科や建築学科、インテリア学科の助教授や学生さん、
いすみ市役所の方や地元の大工さん、などなど、すでにたくさんの方の協力を得て、
動き出そうとしています。ワクワク。

このグループは、特別な教育理念や専門家がいる訳ではありませんが、自分たちの
手でこどもたちとともに成長していこうという姿勢なのが、参加していてとても楽しいです。
今後どのように発展して行けるか、、、今までの良さを生かしつつ、地域の方と
無理無く楽しくもっともっと交流していけたら、、、
そのためのお知恵、ご協力よろしくお願いしマス。