ゴミ拾いに燃える

chiyotaka2008-07-05

7/5(土)、ゴミ拾いに行ってきました〜。
ビーチクリーンアップ岬at三軒屋海岸!略してビーチク(略すな)。

一応開会式的なものがあり、太田市長は「生き物の頂点である人間が、次の世代への環境を守らなくてはいけないんです!」とちょっと焦って訳の分からないスピーチをしていましたが、サーファーだけではなく、岬中の生徒さんやおじちゃんおばちゃんがワイワイと集まっていて何だかアットホームでした。

私たちはいすみ川を渡って白千鳥やアジサシが産卵するエリアを担当。
卵を見張るように鳥たちが頭上をグルグル旋回しています。
河口付近にはゴミが多く、大物ゴミも結構ありました。
しかし、ゴミのほとんどはペットボトルやビニール類。上流から流れてくる生活ゴミも多いです。
海岸はゴミよりも流れ着いた竹が散乱して危ないので、集めて燃やしました。いすみ川沿いは竹林が多いのねー。

今まで参加してきたゴミ拾いが過酷だったせいか、潮風と波の音を聴きながらのゴミ拾いは何だか優雅に感じられました。
そう、千代田家はゴミ拾いと聞くとつい燃えて(萌えて)しまうのです。
53pick upで鍛えられたゴミ拾いの腕が鳴るのです。

53pick upとは、日本で最初のバスプロとなった吉田幸二さんが
霞ヶ浦で始めたゴミ拾いイベント。
http://www.npo-mizube.org/
今では全国に広まっているものです。
エコだの、環境保全だのと声高にアピールするものではなく、
釣り人が気持ち良く釣りをするために、と実にシンプルでストレートな思いに賛同する人はとても多く、
みんなお金を払って(保険、ゴミ処理費、軽食費)参加します。
霞ヶ浦は、ヒジョーーーーに汚く臭くゴミも異常に多かったので、真夏でもマスクしてレインスーツに身を包み、
厚手のゴム手袋にゴム長靴、草むらに分け入るので帽子も必須、の完全防備で参加してました。
ゴミのあるところでは、足元の周り1m四方だけでもきれいにするのにゴミ袋がいっぱいになります。
ゴミの種類は、それはそれはバラエティーに富んでいて、家電なんて当たり前、恐ろしいものでは注射?薬?のビンがドッサリとか。
農薬のボトルや袋も多かったです。
やたらテニスボールが落ちていたり。栄養ドリンクは、リポDが1番売れてるんだな、とか。
いつの時代のヘアクリーム!?と、イチイチ突っ込んでたらキリがなくて、文字通りの岸辺のアルバム状態です。

文字にすると何だか辛そう?
それがやってみると、何故か夢中(ムキ)になって、あれもこれも気になる!全部拾いたい!となるから、不思議。
大物を見つけるとちょっと嬉しかったり、だんだん感覚がマヒしてきちゃうのです。
気がついたら熱中症一歩手前なんてことも。そのうちに車で通りかかっただけで、ゴミが落ちてそうなポイントが分かるようになってしまいました。

オリジナルキャップ(意外とオシャレ)や親睦会やオークションがあったり、
EVISUとのコラボTシャツを販売したりと、人を集める事に手を抜かない所もさすがだったなー。

もちろん、このようなイベントがなくてもゴミを拾う人は多いし、それぞれが心がけることではあるけれど、

1人では拾いきれない量や大きいゴミが一日で集められるってのはかなり意義があります。
親子で参加して自然について、ゴミについて考えるきっかけにもなるし、
何より人の輪ができるから楽しい!てのは単純だけどとても重要ですね。
やはり人は、楽しい、面白い、事で動くもんね。
あと、ちょっとおトクとか。だから、エコだの何だのとうったえるより、レジ袋は●円ですって言ったほうがマイバッグ効果は高いし。

そうそう、吉田さんは
「偽善だとか、何も変わらないのに・・・とか言われても、、ひとつ拾ったらそのひとつは確実に処理される。それだけで十分意味がある事だ」
と。

ゴミ拾いから学ぶこと、多いです。