水害

寒い1日。散歩も兼ねて川沿いのNさん宅へ。実は昨年11月の大雨の際に川に面した庭が半分ほど崩れ落ち、手作りの家も傾いて住めなくなってしまったそうです。水害が起きる前に、庭に小屋を建てたので今はそこに避難中とのこと。昨年暮れにこの話を聞いたのですが、なかなかお見舞いに伺えず今日になってしまいました。
そして、実際の現場を見て絶句・・・・!!!こんなに酷い状態だとはーー。(写真はsafari氏が撮ったので後日UPします)
言葉で表現するのが難しいけれど、庭の半分が私の身長ほど下に下がっていました。その部分が青いビニールシートで覆われ、悲惨さが浮きだって見えます。家の玄関部分の基礎がちょうど崩れ落ちる境目にあり、玄関の下がえぐれているようになってました。川に面した斜面は護岸工事されているのですが、そこがバキっと折れて川に沈んでいるのが見えます。Nさんが何十年もかわいがって育てたたくさんの果樹や桜の木も撤去されなければならないでしょう。。。家は川に向かって傾いているので、反対側の林からワイヤーで引っ張っていましたが、これも近々撤去されなければならないそうです。

しかし、、、11月にこのような状態になってから、役所のほうからは視察・視察・ばかりで、最近やっと「庭部分の補修は公的に補償する」というのが「決まった」だけ。しかも、住居部分の撤去に関しては自己負担とのこと・・・だそうです。えーー!!!酷くないですか!だって、護岸工事したのは誰???その上にある土地を宅地として許可したのは誰???
自力で作った家を壊すのは非常に胸が痛いとおっしゃってました。Nさんは80歳近い一人暮らしで、足が悪く車の運転も出来ません。いくら庭に小屋があるといってもコンクリートブロックを重ねて作ったもの。冬はとても辛いと思います。が、近所の方が一時的でもうちに来るように誘ったり、町が住宅を用意したと言っても、この状況が改善されるまでは離れないとおっしゃってます。というのも、ワイヤーで家を引っ張っている状態では、お隣の方(別荘)が車も通れず、申し訳ないので自分だけ避難できない、と。とても責任感が強く、この場所に愛着もあるのでしょうね。。

でも、今年に入ってからも大雨は降ってますし、さらに被害が拡大することも考えられます。うちのとなりのTさんとも声を掛け合って、なるべくNさんと連絡を取って行こうと思いますが、Nさんが一刻も早く安全な生活ができますように。