素晴らしい結婚式

chiyotaka2006-11-23

そして当日。言葉にできないぐらい本当に素晴らしい結婚式でした。他人の結婚式で感動してボロボロ泣いたのは初めて。
セッティングのため早めについたBFではすでに準備が整いつつありました。カフェのウッドデッキには京都から送られた鮮やかに紅葉した色とりどりの葉っぱが敷き詰められ、スーツ姿とスカート姿のカカシもスタンバイ。

一品料理を携えた列席者が集まった所で、デコさん自らの司会と神父役エバレットさんにより二人が迎えられいよいよスタート!私たちの演奏も二人を引き立てるのに役立てたかな、と思うとちょっと嬉しいです。しかし何よりもとにかく幸せそうな二人に加えて息を呑んだのがその衣装!歌手であり、加藤登紀子さんの娘さんでもあるYaeさんがご結婚する際に、ある有名なデザイナーが特別に仕立てたという衣装をお借りしたそうです。高貴な象牙色の素材で平安時代を思わせるような、それでいてスターウォーズジェダイマスターのような威厳のあるデザイン。周りの空気が一気に静粛になり、まるで二人を結びつけた「縁」の神秘さを物語るようでしたよ。

パーティーは粛々と賑やかに和やかに流れ、ナカジの民謡や巫女舞、フルート演奏やYaeさんの素晴らしい歌、温かいスピーチの数々が披露されました。お料理も参列者の持ち寄った一品やBFスタッフのお料理でアットホーム♪(私は朝イチに焼いた自家製酵母のパン、カレー味フムス、昨夜作った砂糖なしのレモンジャムを持って行きました)とにかくみんなで二人を祝福しよう!という気持ちでいーーーっぱいなのです。
さらにBFらしい演出は、夫婦初めての共同作業が「餅つき」!(トップの写真)
お餅は古代米緑米など、もちろんBFで収穫されたもの。餅つきは全部で3回ほど行われみんなに振舞われました。さすがの演出にみんな大喜びの後、かわいいケーキが用意されてさらにビックリ。ということで、ケーキカットは2回目の共同作業となりました。粉類が食べられないさやかさんのために、あずきや粟、ヒエなどで作られたデコさんらしいケーキ。こちらもみんなに振舞われましたが、本当に優しい味がして美味しかったー。

まだまだ続くBFらしい演出は、ご両親へのご挨拶は花束ではなく、稲束で。実り多い人生の門出!ですね。

最後にさやかさんのお父様からのご挨拶に、わたしまで胸がいっぱいになりボロボロ泣いてしまいました。。。
本来はここで軽トラに乗って二人が退場する予定でしたが、軽トラが通れなくなってしまったので(笑)、その後も和やかにパーティーは続き・・・ひとりしきり落ち着いた頃、私たちは退場曲として用意しておいた「君といつまでも」をおもむろに演奏。私の中では木村充揮さんを意識して歌ったのに、一瞬、森進一になっちゃった・・・けど、二人が最後まで聞いてくれる事になったので、セリフの部分(幸せだなーのところ)にもメッセージを込めたりして楽しんじゃいました♪
今日のこの素晴らしさは文章では残しきれないけれど、私はこの結婚式を一生忘れないと思います。天気予報では雨・・・が見事にパーティーが終わるまで降らなかった事も含めて、二人を祝福している一日でしたね。本当におめでとう!

追記*
お二人は現在ティルさん作成のマクロビオティックに沿った美味しいお菓子の販売をしています。「Natural German Sweets」というブランド。今のところ店舗はないけれど、各地のイベントやオーガニックのお店などで手に入るらしいです。通販もしてくれるみたいなので、興味のある方はぜひ一度試してみてください。私は先日、シュトーレン、クッキー、マフィンなどをいただきましたが、これまた震えるぐらい美味しかったのよ。大げさでなく。特にマフィン。試したのは「林檎と人参のマフィン」でしたが、豊かな甘みで思わず顔がほころびました。