バースデー田植え

ブラウンズフィールドでの田植えに参加してきました。自分の誕生日とデコさんとこの田植えの日が重なるなんて。こんな機会は、そうそうないでしょー。東京からNちゃん(実家は大原)とその後輩のジョディー(日本人)と共に3人そろって初めての経験にいざ出発!
簡単な説明の後、田んぼに向かって無事にお米が育つよう祈りというか、歌と言うか、思いを捧げます。ちょっとコレ、グッと来ましたよー。神聖な気持ちになったところで素足で入田。本日の田植えは2区画分の田んぼです。手順としては、4つのチームに分かれてそれぞれのリーダーであるスタッフの掛け声と共に植えていきます。両端の畦には、ロープを持つスタッフが立っています。ロープには、赤いしるしが20cmぐらいの間隔で付いていて、それを目安に植えていくのです。一列植えるたびに30センチ前に移動させていきます。
稲は伊勢ひかりという、とても貴重なお米だそうです。稲の束が手渡され、その中から1〜2本ずつ根を千切らない様にそっと引き抜き、親指、人差し指、中指の3本でそっとつまみます。そっとそっと。そのまま泥の中にスッと差込み、手を引き抜くときに根本にキュッと土を寄せてあげます。稲はまだまだ細いし、水の中に差すのでもっと不安定なものかと思っていたけれど、しっかりと根本を固めなくても、稲は1人でスッと立ってくれます。その姿の凛々しい事!
植えつけるときよりも泥の中から足を引き抜く方が神経を使いました。植えてきた稲を倒さないように、尚且つ自分も倒れないようにユックリ一歩一歩。倒れたら全身泥んこパックだものな〜。
さてその感触。個人的には、泥のヌチャーが気持ちよかった!素足になって膝までカッパをめくり、足首ぐらいかなーと思って入ってみたら、結構深くてビビリましたが。この感触だけでも経験する価値はありますねー。マッサージ師をしているNちゃんによると、足裏の勇泉というツボから毒素が排出するらしく、また土、泥というのがミネラル豊富で良い作用があるそうです。そのツボと泥が触れ合うことでかなり癒されるのではないかとのこと。確かに、途中すごい雨に降られたけど、心地よい疲労感で逆に気持ちいいぐらい。足もスベスベになったみたいです。

田植えを手伝って!のヒトコトでこんなにたくさんの人が集まるなんて、ちょっと感動。ちびっ子も含め6〜70人の参加者全員がスムーズに田植えをすることができました。スタッフの皆様に感謝。みんなでやれば、大変な作業も楽しくすぐに終わるんだなー。農作業の大変さやオモシロさを分かち合うって素晴らしい事だと思う。こんな風に食べ物を作ったら、収穫が待ち遠しくて、感謝して食べるようになるでしょね。

お米同様、実り多い一年になりますように。