リハの帰り、中央線で東京駅へ向かう途中、いきなり(だいたいいきなりのものだけど)虹が見えた。どんよりと曇っていたのでちょっと割り増しでビックリ。東京に向かって左側の窓に向いて立っている人たちだけがみんな何度も虹を確認していておかしかった。わたしも密かに興奮してしまったー。
虹と言うと、忘れられない虹がふたつほどあります。ひとつは熱海で。じゅんじゅんとこの別荘がある山の曲がりくねった道を車で下る途中、やっぱりいきなり、目の前に輪っかの虹が現れた。それはそれははっきりとドーナッツみたいにキチンとした輪っかで、ぽっかりと浮かんでました。次のカーブまで消えないでーと思いながら走ってた(って私は運転してないけど)。何故だかこの虹の事は割と頻繁に思い出す。
もうひとつはつい最近。家の近くで見た根元まではっきりと七色の虹。この時も車に乗っていて田んぼの中を走っていたせいか、全てがスローモーションになったみたいだったな。

それで、今日の帰り道の続き。東京駅でわかしおに乗り換え、隅田川を越える辺りで、西の空の雲の切れ間が見えて来た。そこだけグラデーションで夕焼け色に染まっていて、なんというか、何となくこの世の終わりがあるとするならこんな色かなーなんつってほんの一瞬だけ思わされる色でした。