ブラウンズフィールド

家の裏の竹やぶを抜けたところに、ブラウンズフィールドというところがあります。
初めて知ったのは、3月にそこで研修を受けているヤスさんにパンを教わった時です。その時はチラッとお邪魔しただけで、皆さん忙しそうにグワーーーッと働いていたので、なんだかカオスなところだな、という印象でした。
あとで聞くとマクロビオティックで有名な中島デコさんとご主人の写真家エバレットさんが主催する有機農法研修施設。施設と言うほど固くはなく、有機農法を学ぼうという人たちが世界中から来て、家族のように暮らしている場所です。世界中にはそういった、金銭のやりとりなしで「食事・宿泊場所」と「労働力」を交換するしくみを実践しているWWOOFのホストがたくさんあるそうです。知らなかったわーー。だからWWOOFに登録するウーファーは宿泊費や食費を考えずに、有機農法を学びながら世界各国を回れると言う訳です。おおおーシンプル。
で、今日はもしかしたら千代田君がホームページ作成等でお役に立てるかも知れない、ということでまずはご挨拶がてらフラフラとお邪魔してきました。昼間は外にある土壁の釜でピザパーティーをされていたそうです。それには間に合わなかったけれど、ちょうどゲストの方々が帰った後で反ってデコさんとヤスさんとゆっくり話せる事が出来ました。(疲れているはずなのにヤスさんは自家製酵母のパンやピザを私たちの為に焼いてくれたりで、なかなか座れなかったけどー)
それぞれの自己紹介からココへ引越して来た理由、食への考え方、人との交わり、モノを創り出すということ、お酒を飲みながらではありましたが、真面目にオモシロくいろんなことを話しました。世界中の人々を受け入れて来ただけあって、デコさんの懐は相当深い。だって、わたし終いには泣いてましたもん。なぜか胸につかえてあまり人には言えなかった事もスルッと言える話の流れになった事が不思議でした。
私たちはマクロビオティックを実践する生活スタイルではありませんし、詳しく勉強していないので全貌はまだ分かりませんが、その考え方には共感出来る部分、勉強になる部分がたくさんありそうだし、それ以上にそれを実践する人々に興味があります。そんなオモシロい所の近くに来れてラッキーです!
マクロ実践者でも研修生でもないただの近所の人間をゆったり受け入れて下さって感謝です。

中島デコさんの本『生きてるだけで、いいんじゃない』一気読みするオモシロさでした。純粋に文章のリズムが良いし、内容もかなりゴツい。特に女性には興味深い内容でス。
生きてるだけで、いいんじゃない